第2章自然創造主 微生物(バクテリヤ)の応用 (Application of microorganisms (bacteria))

ゾウリムシ
ゾウリムシ
只今、諏訪湖流域下水の金含汚泥焼却灰は高価格の競売となっています。なお汚泥には金好硫化バクテリアが放出した高濃度のヒ素が含まれています。ヒ素あるところ金鉱脈ありです。
只今、諏訪湖流域下水の金含汚泥焼却灰は高価格の競売となっています。なお汚泥には金好硫化バクテリアが放出した高濃度のヒ素が含まれています。ヒ素あるところ金鉱脈ありです。

第2章 自然創造主 微生物(バクテリヤ)の応用
目に見えない微生物(バクテリヤ)は人類をはじめ、地球上で必要な酸素から日常生活に至る、あらゆる物質を何千万年、何億年と供給しつづけてきた自然資源創造主です。更なる活用を高めるためにはバクテリヤの生息環境を知り、どのように適応させればよいかを語ります。

地球生命が誕生したのは約40億年前、40度近いマグマオーシャンで熱水噴出する硫化水素、硫黄、マグネシウム、ケイ素そして鉄イオンなどからエネルギーを得るという、自然界の厳しい環境に適応してきました。地球には大気中から地下深部至るまで300万種もおよぶ生命体が生息し、今でも太古から海底火山噴出口や高熱温泉水などで棲息するバクテリヤがいて、その特質を活かし、環境分野など、様々な面で応用研究が進められています。

 

バクテリヤを汚染物質の分解、環境修復するバイオ技術の研究開発が盛んに進められているが、微生物を効率良く活用するためには、まず地球史の自然科学から、生息環境を研究し、最適な適応環境に復元することが、応用への早道と考えている。例えば下水道の汚水、汚泥処理等で嫌気性、好気性バクテリヤの活性化を図るため鉄粉を添加したり、高水温管理等で研究開発が進められているが、それは太古のバクテリヤ環境を再現しているような気がします。

 

バクテリヤの大きさは約1ミクロン、ゴルフボールまで拡大し人と対比すると、人の大きさは富士山くらいですが、塊になると目視できます。あらゆる物質を通過し、あらゆる場所に生息環境を創りだしてきました。自然界の硫黄、マグネシウムそしてケイ素を酸によって溶かしエネルギー源とし、原油や自然金など、地下資源を生み出したのではないかと思っています。

 

動物達に生息する何兆という腸内バクテリヤも、あらゆる食物を酸で溶かし、生命活動のエネルギー源を作りだしている。恐竜化石から胃石が発見されているが、これは食物を磨りつぶすためという学説ですが、胃石の岩質は活動域に存在しないケイ酸塩の多いチャート(深海底の放散虫の遺骸化石)、珪化木(木のケイ酸塩化石)を選んでいる。このことからバクテリヤのエネルギー源として必要な活性酵素として必要だったと推定している。それは野生ゾウ、シカは粘土を食べる習性があり、中南米秘境の地に住む原住民は、ケイ酸系粘土を健康維持のため習慣として食べていること、ヒトも超微粒子のメタケイ酸塩(モンモリロナイト)は胃腸薬として使われています。なお人に不足している食物繊維の正体は超微粒子のケイ酸塩ではないでしょうか?。

 

参考図書:フランスの大ベストセラー「私の自然食Ⅱ」(リカ・ザライ著/築地書館)
粘土を使って治療する、粘土の奇跡に※モンモリロナイトのくわしい記述があります。
粘土には驚異的な吸着力がある。解毒作用があり、免疫力を強化する。抗毒力があり、有害物質の毒性を中和する。細胞に活力を与え、生命力を高める。・・・など(フランスでは、薬草販売店や自然食品の店で各種の粘土が売られています。)※フランス・モンモリヨン地方名、ナイト:粘土

 

化粧品で水を加えた泥パックの原料として、モンモロナイトが応用されていますが、微粒子のケイ酸塩にバクテリヤが自然に付着し、皮膚表面の老廃物を取り除いているのではないかと推測しています。また速効効果を図るためバクテリヤ含む泥パックの応用も考えられます。

 

さて、自然金は熱水鉱床の変成岩と火成岩中で生成されているが、必ず石英や硫化物内に集結している。マグマでの金は非常に細かい粒子状(コロイド)であって、金を好むバクテリヤ群が超微粒子を食べ、その遺骸化石が自然金ではないかと思っております?。なお近代科学ではバクテリヤを使って、電子廃棄物から金を採取するバクテリヤ・リーチングの研究が着々と進められています。

 

以前、諏訪湖市街地で温泉廃水を流域としている下水道の処理場から、自然金が数千万円相当採取され、金の源がどこか話題となったが、温泉排水に含まれている金微粒子(0.1ミクロン以下)を金好バクテリヤが食べ、遺骸が累積したものと思っている。ちょうど雪だるまと同じ、最初は小さく目に見えない金も、遺骸が集積すれば、採取できる粒子まで大きくなります?。独は第1次大戦で敗戦、賠償金支払いのため、海水中から金を採取する技術を開発している。金採取より価値があるのは、この金好バクテリヤを採取し、バイオ技術によって金食旺盛な遺伝子に組み換えて、火山地帯、温泉そして電子廃棄物から黄金を採取する技術の開発です。

 

なお下北半島の恐山は、世界で最も金微粒子(コロイド)を含む地質であり、金創生が見られる火山地層として、万国地質学会では有名な存在です。金が高騰していますので、地中深くボーリングしてモンモロナイトに金を好むバクテリヤを注入、インゴットを取りだす技術も開発されるかもしれません?。万座等でヒ素を多く含む火山地帯の地層からは金微粒子が多く見られます。そうです、廃鉱から復活した菱刈金鉱山の事例があるように、旧金鉱山の見直しを含め、『黄金国ジャパン』の復活で財政再建を図るのです。国の役人を絞り上げて埋蔵金を発掘することも大事ですが・・・なお明治初め、大蔵卿・高橋是清は国内の金鉱殖産で近代国家の基礎を築いています。

 

参考図書:驚くべき生命力の科学(日本化学会編/大日本図書)金属を蓄える細菌より
水に溶けている物質を濾し取るという意味で、「リーチング」とよばれ、スペインの鉱山で銅を取り出す技術は、18世紀に確立された。
現在、バクテリア・リーチングに適する細菌が盛んに探されている。生物冶金法ともよばれるこの方法は、好酸菌の力を使って有用金属を溶かし出して回収しょうというものである。特に従来の方法では経済性が成立しない低品位の鉱石から銅、ウラニウム、マンガンなどの回収が試みられている。日本でも銅鉱山で実施されていた。
その他、メタン菌
二酸化炭素と水素からメタンをつくり、このときのエネルギーを利用して二酸化炭素から自分の細胞をつくるのに必要な有機物を合成して生きている細菌がメタン菌である。種類も多く、汚泥、淀んだどぶや、沼や水田、堆肥、糞便、牛などの反すう胃などに広く分布している。ならば火力発電所の石炭、石油廃棄物、二酸化炭素に水素を加え、メタン菌を使って発生するメタンガスはクリーンな発電用燃料に再利用できるのではないか。?なお群馬県安中市の上毛天然ガス田では、炭酸ガスとメタンガスを採取している。その地下深部でガスを製造している優良メタン菌の発見に期待できる。

 

珪化木(木のケイ酸塩化石)の定説は、ケイ酸溶液が木質に染み込んだものとされていますが、太古の時代に硫化水素中で育ったバクテリヤが岩石中の石英鉱物を酸で溶かし、木質内に運び込み、その遺骸がケイ素の結晶であると推定している。このバクテリヤ習性を応用できれば、コンクリートよりも固く、腐敗しない珪化木材は、様々な用途に応用されるでしょう。ハチの蜜採取やアリの運搬集積する生態は集合的無意識に支配されている。これはバクテリヤ習性から引く継ぐ本能ではないでしょうか?。

 

昔の人は食生活に微生物を酸、味噌、醤油など沢山に応用していました。洗剤が無かった頃の話、珪藻土の釜戸で炊飯し、灰燼で食器を洗っていました。灰のケイ素に生息する微生物を食器にまぶし、残滓を食べさせるという自然応用もそうです。

 

※共通用語
微生物:嫌気性、好気性バクテリヤ・チャート(深海底の放散虫の遺骸化石)・珪藻土(遺骸)

 

「土の中に住んでいる微生物は土壌有機物中の約 1%前後に達しない少量であるが、その数は著しく多く、茶さじにちょっとすくいとった1gの土の中に数百万匹もが住んでいる。微生物の中で圧倒的に数の多いのは細菌類で、大部分はバクテリアである。生きた微生物は呼吸をするので地上の動植物のように炭酸ガスを放出する。」
 森林がCO2を吸収、酸素供給という一般的常識ですが、樹木の土壌には好気性バクテリアが生息・光合成が活発期間は増殖、土壌養分の分解作用を行い、非光合成期間は休眠状態と共栄共存の生態系を築いている。このように大気中の酸素濃度は土壌菌によって調整されている。大陸には砂漠、不毛地には消費するバクテリアは極端に少ない。逆に広葉樹林の落葉した根元には多種類のバクテリアが生息し樹林に見合う量の生態系が酸素を消費し炭酸ガスを放出しているのです。そうです植物生態系は自然界の循環システムとバランスシートで成り立っているのです。
水田土壌菌の1年
水田土壌は5~6月まで空気にさらされているが、灌水して代かきが行われると土は空気と遮断されてしまうので、それまで生存していた好気性菌が死に、還元菌(酸素なしで生活できる菌)がわが世の春を讃歌し始める。

●管路電食とバクテリア

異種金属が接触して通電性の液に浸された場合、低電位な金属が+、高電位な金属が-となり、局部電池を構成して+側の金属がイオン化し腐食する。この腐食を起電腐食または、電気化学的腐食と言い、一般的には電食と呼ばれている。

大腸内細菌が体内発電か

人間の体に電気が流れていることは科学的に知られている。心臓は電気信号を受けて動いている。カエルの手や足の筋肉(きんにく)に電気を伝えれば自然に動く。見たことやしたいことを弱い電気の信号にして、神経(しんけい)が脳(のう)に伝えている。脳波という脳の電気信号や、心臓(しんぞう)の動きでできる電気信号で心電図という図を描(えが)くことができます。このように生化学作用と生命は電流の結果である。電流は、神経系を通り、食物をエネルギ-に変え、私たちの体の基本構造そのものを形づくっています

 

大腸内細菌は精巧なシステムで成り立っていると研究報告があります。細菌の鞭毛を動かすのが分子モーターであり、体液中の水素イオンが菌の細胞内に流れ込むと、イオン流が動力になって鞭毛のモーターが回転し、時計回りに動いて渦流を発生させています。これは大腸内細菌が体内で発電を起こしている人知の及ばない生命の神秘です。

●「電気合成」微生物 

2012/2/12読売新聞サイエンス 腸内細菌は電気を合成している? 2012/2/12読売新聞サイエンス 腸内細菌は電気を合成している?

東京大学の中村龍平助教によると、海の底には「電気合成」をする微生物がいて、それを底辺にした食物連鎖の生態系が広がっているらしい。

 

中村さんによると、光合成であろうと化学合成であろうと、栄養分の合成に直接かかわっているのは電子だ。光や化学反応のエネルギーが電子の動き、つまり電気を生み出し、それが原動力となって栄養分を合成する。それならば、直接に電気を使う電気合成の生物がいてよいではないか。中村さんは、そう考える。

 

多くの植物やある種の微生物は、生命の維持に必要な栄養分をCO2から自分で合成する。栄養分の合成にはエネルギーが必要だ。それは植物であろうと微生物であろうと変わらない。植物は、そのエネルギーを光から得ている。だから、植物が栄養分を合成する働きを「光合成」という。

 

一方、微生物のなかには、化学反応からエネルギーを得る「化学合成」の仲間がいる。土中にすむ微生物の一種は、アンモニアが酸化して亜硝酸に変わるときのエネルギーを使う。

 

実際に鉄酸化菌という微生物は電気合成をする能カを持っている。その表面に余剰の電子が集まって約0.8ボルトの電圧が生じ、ふつうは化学合成をする鉄酸化菌が、このわずかな電圧で電気合成もできることが確かめられた。

 

さらに、岩の表面に電圧が生じ、岩が電気を運ぶ。そこに電気合成をする微生物がいれば、光合成、化学合成に続く第三の「合成」による生物圏が誕生している可能性がある。

 

微生物の電気合成の実態が明らかになれば、土壌細菌の鉄酸化菌が電気合成の役割をはたし、気胞内に電気を流す力を蓄えた小さな電池から水を吸い上げる神経経路網を通じて電気が流れている。と推測されます。

 

自然界の岩や樹木の表面に電圧が生じ、岩や樹木が電気を運ぶ。そこに電気合成をする微生物が活発な活動をしている。その岩や樹木の表面から電子を帯びたマイナスイオンが発散されている。これを応用したのが地理風水ではないかと勝手に創造しています。 

電食とバクテリア

電食の定説は異種金属が接触して通電性の液に浸された場合、低電位な金属が+、高電位な金属が-となり、局部電池を構成して+側の金属がイオン化し腐食する。この腐食を起電腐食または、電気化学的腐食と言い、一般的には電食と呼ばれている。
鉄筋コンクリートにおいて、電流が鉄筋からコンクリートに向かって流れると(鉄筋が陽極)、鉄筋が酸化して錆、体積膨張を起こしてコンクリートにひび割れを発生させること。この地表電流の源は構造物近辺の高圧線下によるというのが定説である。ところが電食は管路構造物の周辺環境で電源が存在しない水田等でも多く見られる。
また、下水道用鉄筋コンクリート管や下水道施設などにおけるコンクリートの腐食は、硫黄酸化細菌に起因する硫酸劣化とされている。このことは多くの研究者によって解明されているが、コンクリートの劣化対策は未だ確立されていない部分が多く残されている。
●電食は鉄酸化菌の「電気合成」作用
イオウ分を含む温泉や下水道管路の落差工で汚水中のリンが拡散の近辺に生きる微生物、硫黄酸化細菌は、名前の通り、 流下水素の化学変化がエネルギー源だ。

下水道管路の底には、「電気合成」をする微生物がいて、それを底辺にした食物連鎖が広がっているらしい。その「電気合成」をする微生物が鉄酸化菌です。室内実験から、その鉄酸化菌は管路表面に余剰の電子が集まって約0.8ボルトの電圧が生じ、ふつうは化学合成をする鉄酸化菌が、このわずかな電圧で電気合成もできることが確かめられた。 

 

陸前高田「奇跡の一本松」が枯れた

保護に取り組む日本緑化センター(東京都)の4日の調査では、震災後にいったん出た新芽が枯れ、松ぼっくりも変色していた。松ヤニもしみ出ず、葉全体も茶色になっていた。センターによると、根が傷んで養分を吸い上げる力を失い、猛暑にも適応できなかった。現時点では手の打ちようがないという。

 

●木の根に生息し木と共生する土壌微生物

 木の根に生息する何億兆という土壌微生物は、あらゆる土壌中の養分を酸で溶かし、木の生命活動のエネルギー源を作りだしています。

災害の後、ダメージを受けた土壌微生物を増やすために、植物の根がよく張る条件を整備し、耕し、団粒構造を持つ土をつくり、さらに健全な松林の根元の土壌を採取、土壌の入れ替えから、有用微生物の活性化を図れば、「奇跡の一本松」は枯れないで生き続けることができた?、と推測しています。

ボルボックス
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血液
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