最盛期に2千人が居住していた、秩父鉱山の住宅廃墟
第6章 自然から学ぶ 秩父鉱山の金鉱 脈
本鉱山は埼玉県大滝村、日本100名山の一つ両神山の西側にあって、群馬県からのルートは恐竜の里、旧中里村役場前より右折、恐竜の足跡に向かう道路を登って、登りきったところに小さなトンネルがあり、そこを出てすぐ右折、埼玉県が管理する林道に向かう。九十九折りの道を進むと両神山登山口、そこから長い八丁隧道を越えると、もうそこは秩父鉱山です。最盛期に2千人が居住していた、鉱山住宅地の廃墟が見られます。なお鉱山周辺は秩父多摩国立公園です。
本鉱山の鉱床は約370年前に発見、平賀源内が金採取の目的で入山されたと伝えられている。昭和12年に日窒鉱業㈱によって本格的に稼行し、9箇所の鉱床から金、銀、銅、鉛、亜鉛、硫化鉄鉱を採掘していた。現在は方解石のみ小規模に採掘しており、道沿いのヤードで山積みされたキラキラ輝く真白な原石が見られます。
鉱物採取マニアは、神流川や各沢沿いの林道に駐車された県外ナンバーから、かなり人気のある鉱山スポットのようです。地元の人に聞いたところ、20年前まで堰堤が無かったので、沢山の鉱物が拾えたそうです。今はよほど文献資料を読み、鉱床を絞ってから行かないと、お目当ての鉱物採取は難しいでしょう。
文献資料:1/25.000地形図は中津峡、地質図はS44年に地質調査所で発行した「※万場地域の地質」絶版、地学文献センターでコピー版を販売している。その他インターネットの「秩父鉱山」から情報収集できます。※この資料は不用なので2012/5月頃、地区内の森林センターに寄贈予定です。ご利用下さい。
秩父鉱山に興味を持った理由は、秩父で砂金が採れ、金の源は長瀞か?まさか秩父鉱山から?と新聞記事を見た時、隠居の冒険心、秩父鉱山で金鉱脈を探してみたい、ただそれだけだった。だから発見でき、証の金含鉱物を採取したらゲームは終了です。
最初に地質文献から9箇所の鉱床を確認、地形図に位置と地質情報を記入し、大黒鉱床に絞った。インターネット情報から多種類の鉱物が採取されていること、文献から主な鉱種として、金、銀、亜鉛等とスカルン鉱物とあり、ピーンと予感するものがあったからです。
採取場所は川、沢沿いです。赤茶色のスカルン化された金含鉱脈が川や沢を横断しているところに、削り取られた鉱石が川に散乱しています。それと大量なズリ置き場、ダイナマイト爆破で採掘した後、目的の鉱物含有量が少ないと、坑口付近の川、沢沿いに廃棄します。秩父鉱山の粗金はピーク時の昭和36年に37,000g(1k金37枚、現在価格148百万円)が記録され、40年から生産中止、という事は金鉱物を採掘しても、採算が合わないので、山ズリとして廃棄し続けてきた?。ズリ山は坑口付近にあり、それが川に流れ込み、やがて金鉱石は粉砕され、崩壊し砂金となって下流の川底に堆積したのではないのか?。
金と黄鉄鉱の見分け方について、黄鉄鉱は表面を硫黄でコーティングされているため、良く金と間違い易い。通常は条痕色で見分けを行いますが、現場では鉱石の面をカナヅチで叩きつぶします。すると黄鉄鉱は本来の姿の黒粉となります。その黒粉を指ですくい取って、太陽にかざすと黄金に輝く自然金粉が見られます。鉱石面にセルスセンサーを当てると、電気伝導率が高い金塊は激しく反応します。また金は黄鉄鉱のように角ばった結晶で品格の無い色合いでなく、角が丸く、魅了する色合いと輝きそして極めて柔らかくいのが特徴です。なお石英や方解石の結晶と一体不可分の自然金は、金好バクテリヤの遺骸ではないかと考えております
大黒鉱床で鉱物採取に通い続け、自然の中でキラキラと輝く、目的の鉱物を当てた時、一瞬、何千万年前にタイムトリップ、なぜか、ほっとした気分に充ちた。金含鉱脈も2箇所確認できた。ここを先導してくれた山の神様に感謝し、鉱物採取の場所でところを巻いていた腕くらい太いマムシ君。今日が最後ですと報告し、山を後にした。これから秩父鉱山で鉱物採取を目指す人に、少しでも参考になればと思います。
松原總著書 鉱物ウォーキング関東甲信越版 中津狭と秩父鉱山から
河原に大小の鉱石が散乱していることについて、昔鉱山で掘り出された鉱石やスカルンが多いことから、貯蔵されていた鉱石が沢に落ち込み、洪水で下流に流れ出したものであろうか。とありました。その通りです。その露天貯蔵庫は大変に危険な場所にありますが、たくさんの鉱石が採取できますよ。
秩父鉱山 磁石が金色面で激しく反発、躍動する自然美にしばし感動しました。なお採取した鉱石は現場の沢に戻しました。
腕くらい太いマムシ君。今日が最後ですと報告し、山を後にした。
鉱山跡地で出迎えてくれたカモシカ
これは県立自然史博物館に展示されている群馬県片品村根羽沢金山の金鉱石金含有量72g/tです。世界一の菱刈金鉱山42g/tを上回るものです。
●ネット情報
荒川または長瀞といえば関東で一番有名な砂金産地です。関東の砂金は荒川で始まり荒川で終わると言っても過言ではない奥深さがあります。エリアも大滝村奥地から寄居より下流まで長大で特に上流域は結晶、ひも状など他所では見られない形態の物が多く見られ、ソースと砂金の色、形態の関係を観察するのに最高の川です。
多少迷いはあったのですが今回の補足で幾分産地名を明確にしました。このデータを参考に荒川の他の場所、秩父鉱山の色々な沢で調査される方が増えれば嬉しいところです。砂金というものを単なる宝探しではなく、鉱物学的な位置づけが出来ればそれにこしたことはありません。
●植物地化学探査の金鉱床指示植物ヤブムラサキ
「金山草」(カナヤマシダ、Athyrin yokoscense)とも呼ばれるイワデシダ科の植物は研究の結果「葉の部分に多くの金を含有する」特性を持っていることから『土壌を分析』するよりも広範囲に金鉱脈の存在を窺い知ることが容易である特異なもので、古代の金狩人も経験則として利用していた可能性があります。また、秋田県立大学の服部浩之氏によれば、シダ科のヘビノネゴザは重金属濃度の高い鉱山近くの土壌に優占して生育することから、
古くから金属鉱床を探すための指標植物として利用されてきた(「秋田魁新報」H18.5.15朝刊掲載)ことが知られており、これも銅や鉛の鉱床探索の目安になっていた事は間違いありません。ただ、この植物と金との関連性については、国立環境研究所の中嶋信美氏から、管理人の問いかけに対して、 鉱脈近くに繁茂する植物としてヘビノネゴザというシダ植物が古くから知られていますが(中略)、残念なことに、ヘビノネゴザオが育成しているからといって必ず金の鉱脈が近くにあるわけでなく、可能性がやや高いといった程度のものです。
我が国は世界有数の火山国であり、火山性の温泉地が数多くあります。その温泉水から微細金が採取できます。その微細金は金好バクテリアが取り込み蓄積したものです。金好バクテリアは生成過程で猛毒のヒ素を吐き出します。ですからヒ素あるところ金鉱脈ありと推測できます。
日本全国で微量なヒ素含む温泉地は数多くあります。ここでは代表的な2箇所について紹介します。ここから猛毒ヒ素の大地にお宝が眠っていることを知って頂ければ思っています。なお金相場は1kg当たり450万円です。山間地の自治体は財政難で苦境に落ち込んでいますが、温泉大地から微細金を採取して、黄金国ジャパンを目指しましょう!!
そのためにも、自然科学を応用した、環境に易しい金採取工法について、具体的に提案します。
恐山:異界で生まれる金鉱石
本州の最北に、下北半島はあります。その最北の地に霊場として有名な恐山があります。恐山は霊場としてだけでなく、地質学者の注目も集めているところです。地質学者が注目する霊場を紹介しましょう。
金品位・金の含有量は、鉱業的な意味もあり、岩石 1 トン( t )当たり、金が何グラム( g )含まれているかという表示法が用いられています。 g/t という単位で表記されます。金の含有量を金品位と呼びます。 g/t とは、 ppm と同じ意味になります。
恐山の平均的な金の含有量は 7ppm 、多いところで 400ppm となります。金鉱床の品位は、採算が取れるかどうか採掘方法と埋蔵量によりますが、露天掘りであれば、数 ppm あれば採掘可能だといわれています。その中で 400ppm の高濃度の部分もあるというのは、非常に有望な鉱床といえます。ただ、恐山の金鉱床の規模はそれほど大きくはないと考えられるので、埋蔵量は少ないはずです。ですから、恐山の金は、鉱業的な意味より、学術的意味が大きいのです。ちなにみ、世界でも有数の品位を誇るのが鹿児島県の菱刈鉱山です。平均品位 80ppm 、濃集部では 4% に達する常識破りの金品位をもっています。
恐山金鉱の開発について
更新日:2008年7月22日
分野
商工労働
事業
県政・わたしの
提案
受付年月日
2008/1/7
件名
恐山金鉱の開発について
提言内容
青森県の財政難が問題化している今、県は恐山金鉱の開発計画を立ててはいかがか。恐山は金の含有量が1t当たり400gを超える世界一優秀な金鉱である。埋蔵量や採掘コストを調査する為の予算を組むべきだと思う。また、通常の予算確保が難しい場合は、ファンドという形で出資を募るのもいいと思う。また、恐山金鉱は「温泉型金鉱床」なので、掘らずに温泉から効率的に金を採る方法を研究するのもいいと思う。
提案への
回答
ご提案のあった恐山金鉱については、平成元年度に県が実施した「恐山周辺地域金鉱床賦存状況調査」によれば、恐山周辺地域で、局部的にトン当たり463g、最高で6,500gという極めて高い含有率を示していることを確認しています。
その後、国の外郭団体の金属鉱業事業団(現:(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が周辺を含めた詳細調査を実施しましたが、採掘にはいたっていないものです。
理由としては
1 金を高い割合で含有する区域は下北半島国定公園特別区域で風致を維持する必要性が高い地域であり、現状では浅層に存在する金を採掘するための露天掘り等による自然環境破壊が避けられないこと。
2 金鉱床に付随して産出するヒ素等による汚染拡大が懸念されること。
3 鉱業法第35条では、鉱物の採掘が保健衛生上害が有る場合や、文化財、公園若しくは温泉資源の保護に支障を生じた場合はその出願を許可しないと規定されていること。
などから金の採掘実施は困難と判断されています。
また、温泉水から効率的に金を採る方法については、世界的に技術がまだ確立されていないことから研究の余地は有ると思われますが 、上記の鉱業法との絡みも有りこれについても実施は困難と判断されています。
平成19年度
の担当部局
商工労働部
平成19年度
の担当課
工業振興課
温泉水から効率的に金を採る方法について、技術がまだ確立されていない・・・ここで 技術を確立すれば、金イオン採取発祥の地として世界中から注目され、やがて恐山は世界自然遺産 になるでしょう。日本3大霊場の内、既に高野山、比叡山は認定済ですよね。あきらめるのは、まだ早い。頑張れアオモリ。外野席から応援します。
・温泉水の金イオンを効率良く採取する工法について
次にある諏訪湖の下水道から金発見を参考にして下さい。これは温泉水の金イオンが好金バクテリアによって塊金された現象です。そうです、この古細菌を増殖し金採取するのです。これをバクテリアルーチング工法です。既に、電子部材を粉にして、この古細菌を使って金イオン水から採取、塊金する技術は事業化されていますよ。民間の細菌利用研究所
最果ての霊場の温泉 ※ 恐山は世界自然遺産申請すれば確実に登録されます
恐山(おそれざん)は本州北端の霊場として有名である。高野山、比叡山と並んで日本3大霊場とされ ている。
恐山温泉と純金のイオン化作用
金は人間の持っている電気エネルギーと非常に近いエネルギーを放出します。金の放出するイオンと体のイオンが呼応して組織に電流が流れます。その結果、血液やリンパ液中の電位が誘起され、血液やリンパ液中のイオンが移動します。すなわち流れが良くなり新陳代謝が活発になり、免疫効果が高まります。これを純金のイオン化作用と言います。
恐山温泉水と地域内の金イオン水成分には、不治の病を完治させる特異的な薬効が含まれています。病原菌も恐れる凄いところです。是非一度、入山して下さい。
人工の純金イオン水 http://www.celless.co.jp/news/img/news100107.pdf
人工による純金イオン水効果は、既に特許となっていますが、自然金イオン化作用には、人工にはない、金イオン生成を包含する水晶SiO2の超微粒子メタケイ酸塩が膨大に含有しており、免疫効果、いわゆる体内電気エネルギーが細胞を活性化させます。国民皆健康志向の時代を背景に恐山金イオン水の水産業を企業化すれば、金採掘以上の数百億円産業となり、その他経済効果として、恐山に数十万人の入山者が来訪することとなります。万国地質学会から注目されている金イオン水の市場化を推進すべきです。
恐山の金イオン水は不治の病を完治させる霊水です。今なら無料です。欲深い人が市場化する前に飲用を勧めます。
医王石の金
約1200年前、時の帝である桓武天皇が重い病気 にかかられた折、泰澄は当山の石を帝に献上し、帝の病を治癒させました。この功により泰澄は帝より大師の称号を授けられ、以後は「医の王の山」つまり医王山と称することを許されました。加賀前田藩では医王山を薬草・薬石の採取地として直轄し、一般人の入山を禁止しました。
ご承知の通り金沢は金の産地でもありました。医王山にも多くの金鉱区が設定 されています。
この金の含有が何等かのプラス作用 をしていることは間違いないと思われます。
医王石の地質
地質学的にみると、医王山は日本列島にフォッサマグナが生じた時に海底火山が隆起して出来た山であります。採石中にクジラの化石をはじめハマグリを主とした貝類、貝藻類の化石が多く出てきます。従って、第三白亜紀に属するものと推定されます。
米カリフォルニア(California)州ジェームズタウン(Jamestown)で展示される塊金(2011年4月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/David Paul Morris
「金の卵」生む細菌を発見、研究
2013年02月04日 13:24 発信地:パリ/フランス
オーストラリアのクイーンズランド金鉱床で発見されたバイオフィルムは、何と黄金でできていたそうです。これは、バイオフィルムが金鉱石を溶かすことによってできる金イオンが、バイオフィルム内に生息する細菌にとって有害なため、細菌が再度その金イオンを金のナノ粒子へと変換することで無毒化しようとした結果です。金のナノ粒子は長い年月をかけて、バイオフィルム内部に蓄積し、立派な金塊になったというわけです。この細菌によって精製された金塊は、元の金鉱石と比べ、銀や水銀などを含まないため純度が高く、高値がつくらしいです。この細菌による金の精製過程は、『Geology』の9月号に報告*
されています。この細菌の金イオン−金粒子変換能力をバイオテクノロジーで最大限に高めることができれば、
恐山の温泉中に溶けている微量の金イオンを安価に濃縮、精製することも夢ではないかもしれませんね。
●独り言
火山弧の日本がこの金のナノ粒子の採取に関する知財権を固め、どこの国よりも早く技術を確立すれば、絶望的な国の財政再建で国民の期待感が一段と高まるのです。
日本の金イオン還元研究は秋田大学旧鉱山学部が最先端技術を開発していると推測されます。そこでダメなら、海外の技術を導入すべきです。万国地質学会で驚異の恐山金鉱床は認知されています。学者たちは直ぐに現地入りするでしょう。なぜなら開発に成功すればノーベル賞級の偉業となるからです。
写真は金イオン水を金好バクテリアが濃縮した純金 金好バクテリアの培養が課題とされているが、地球科学から簡単に金イオンのインゴットはつくれますよ。近い将来、下水汚泥を分解する好気性バクテリアの増殖作用ような工法で金採取が事業化されるでしょう。当方は現在、勤め先で国補助の斬新な事業計画が2件採択され工法試作中です。同時に来年度採択に向けて、木材を石化する新技術と共に簡易金イオン水からバクテリアの急速増殖による塊金採取工法の事業化に向けて日夜研究に自腹で取り組んでいますよ。すべてが自然科学の応用技術です。
「金の卵」生む細菌を発見
Click to enlargeA bioreactor uses a gold-loving bacteria to turn liquid gold into useable, 24-karat gold. Photo by G.L. Kohuth.Click to enlargeGold flecks produced by the art-science experiment
"The Great Work of the Metal Lover," by Adam Brown, MSU associate professor of electronic art and intermedia. Photo by G.L. Kohuth.Click to enlarge"The Great Work of the Metal Lover" by Adam
Brown, MSU associate professor of electronic art and intermedia. Photo by G.L. Kohuth.Click to enlargeAdam Brown, MSU associate professor of electronic art and intermedia. Photo by G.L.
Kohuth.Click to enlargeGold being produced in a bioreactor created by Adam Brown, MSU associate professor of electronic art and intermedia and Kazem Kashefi, assistant professor of microbiology
and molecular genetics. Photo by G.L. Kohuth.Click to enlargeGold produced from the bioreactor identifies gold deposits in this digital image produced by Adam Brown, MSU associate professor of
electronic art and intermedia. Photo by G.L. Kohuth. A bioreactor uses a gold-loving bacteria to turn - See more at:
http://msutoday.msu.edu/news/2012/gold-loving-bacteria-show-superman-strength/#sthash.CdTv7fyU.dpuf
水に溶けた状態の金を、微少な塊金に変える細菌を発見したとの研究が、 3 日の英科学誌「ネイチャー・ケミカルバイオロジー」で発表された。「デルフチア・アシドボランス」は小さな塊金の表面で頻繁に見つかる細菌。 科学者らは、この細菌が金の表面に存在する理由について、金の固体化に 関与しているのではないかと考えていた。だが、有毒な金イオンをどのように固体化しているのかについては分かっていなかった。
この答えを、カナダの研究チームが発見した。 細菌が分泌する代謝物が、細菌自体を有毒な金イオンから保護すると同時に、 金イオンを固体化していたという。この代謝物は中性かつ室温の環境下なら、わずか数秒でこの処理を行うという。
金の溶けた水はコップに入れた状態では透明で、海や地下水などの自然の水資源で発見される。デルフチア・アシドボランスは金の表面だけでなく、土壌や水の中にも生息しているが、何を栄養源にしているのかはまだ特定されていない。デルフチア・アシドボランスはもともと病害虫の繁殖を疎外する化学物質を生成する細菌として、農薬関係者に注目されていた細菌でしたが、思わぬ副次効果があったものです。
金に還元してくれる細菌
http://www.anlyznews.com/2012/10/blog-post_19.html
≪塩化金( AuCl )や塩化金酸( HAuCl4 )から純金( Au )を作り出す細菌 Cupriavidus metallidurans を、ミシガン大学の研究者が発見したそうだ。 同じ細菌でもこちらはあまりありがたみがないですね。
塩化金( AuCl )や塩化金酸( HAuCl4 )自体がお高いので、金を生成するなら、こんなまだるっこしい方法でなくても化学反応を利用して抽出だけで充分でしょう。
金を精製する細菌
http://getnews.jp/archives/76125
オーストラリアのクイーンズランド金鉱床で発見されたバイオフィルムは、何と黄金でできていたそうです。これは、バイオフィルムが金鉱石を溶かすことに よってできる金イオンが、バイオフィルム内に生息する細菌にとって有害なため、細菌が再度その金イオンを金のナノ粒子へと変換することで無毒化しようとし た結果です。金のナノ粒子は長い年月をかけて、バイオフィルム内部に蓄積し、立派な金塊になったというわけです。
金鉱といっても金の含有量は僅か。それが細菌の作用で濃縮できるようです。
ただし、精製するのに長い年月がかかるのがネック。これらに較べて、デルフチア・アシドボランスの期待度がいやがうえに高まることになります。
金に還元 してくれる細菌
下水汚泥から「金」 売却し終末処理場の維持費に
更新:2009-1-29 6:03
諏訪市の諏訪湖流域下水道豊田終末処理場の下水汚泥を処理する過程で出る灰に、多くの金(Au)が含まれていることが、県と日本下水道事業団の調査で分かった。めっき工場や温泉が多い地域特性が要因とみられ、含有量は金鉱石に匹敵するという。金の市場価格は高値水準で推移しており、県諏訪建設事務所は回収した金を売却し、同処理場の維持管理費に充てることを決めた。
建設事務所流域下水道課によると、売却は昨年10月から開始。今月末に初めて収益を得るが、汚泥焼却灰を高温で溶かす過程で出る「溶融飛灰」には1トン当たり約1,900グラムの金が含まれており、約500万円が入るという。
同処理場の焼却灰は、以前から貴金属類を多く含んでいるとされていたが、県が同事業団に委託して2007年度に行った調査で、その含有量は「優良な鉱石と同程度」と判明。金価格の高騰で回収コストを差し引いても採算が取れると分かり、回収・売却を決めた。
今年度は溶融飛灰5トンを金属製錬会社へ売却し、約1,500万円の収益を見込む。同課によると、同処理場にある溶融結晶化施設の維持管理費は約1億7,000万円(昨年度)に上っており、売却収益を充てる考えだ。
県によると、下水汚泥はセメント原料などとして有効利用されるが、温泉がある土地柄上、同処理場の汚泥焼却灰はヒ素を多く含有し、溶融結晶化施設で溶出を防ぐ処理をした上で、人工骨材として利用している。
ただ、この処理の過程で出る溶融飛灰などは人工骨材化できず、これまでは特別管理産業廃棄物として処分。年間700万円近くの処理費用が掛かっていたが、今回の取り組みでこの経費を削減できる利点もあるという。
同処理場には1日約10万トンの下水が流入し、約3トンの灰が発生する。同課は「灰の検査で一定の含有が認められる場合、有価物として売却していく。金価格や含有量で収益に変動は出てくるが、維持管理に活用し、流域下水道利用者へのサービス向上を図りたい」と話している。
●ヒ素温泉水から自然金(Au)採取工法
レアメタル吸着モール装置に諏訪市の諏訪湖流域下水道豊田終末処理場の金好微生物を添加、微生物を培養するため、ある工夫を施すと効率良く金(Au)が採取することができます。ある工夫とは?古細菌の研究から簡単に見いだせます。日本は世界有数の火山国です。この火山温泉から膨大な微細金(Au)を採取する技術を開発して、高度な金採取技術の技術立国を目指そう!!
それには、恐山や諏訪湖で実証実験だ、その技術から国内の硫黄鉱山跡地に眠る微細金(Au)を大量に採取、黄金国ジャパンの復活です。
微細金(Au)の採取技術の開発には、サムシング・グレート my something greatの熱意が必要です。絶対に開発するぞ!!という決意と地域に貢献したいという無欲の取り組みが成功への道です。
佐渡金山では鉱山人足のわらじが高い値段で取引されていたそうです。人足が坑道を歩くと、微細金の粘土がわらじに吸着、このわらじを集め、そこから微細金を採集するという方法だったようです。チリも積もれば山となる。そんな発想が原点だったようです。
・ 金とヒ素の濃度が相関
金の世界的な需要は今後とも高水準で推移すると考えられ、未利用鉱物、特に硫化鉱物中に潜在するいわゆるinvisible
goldや低品位鉱の効果的な処理による金回収の必要性が急速に高まっている。「見えない金」を、大型二次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて高感度で定量分析し、金の存在状態を解明することも必要とされている。 硫化鉱物中にナノ粒子として相当量が存在する事が分かって来た。また、金とヒ素の濃度が相関するとの一般的な知見がある。事例としてコロンビア共和国の○○鉱床から採取した試料につき、SIMSによる高感度局所分析により、黄鉄鉱中の金とヒ素濃度を分析した。分析領域は3
μm×3 μmで、2 pgの微小試料の分析で検出限界は金50 ppbである。黄鉄鉱中の様々な部位での分析により、1650 ppmから検出限界までの金の分析値が得られた。ヒ素濃度は6.1%から0.01%以下の値まで得られ、全体として金濃度との相関が見られた。
おばあさん 2 人がヨーロッパ最大規模の金山発見か!
クマイチゴを探しに山に登ったおばあさん二人がヨーロッパ最大規模の可能性もある金鉱を発見して話題となっている。
14 日、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン (International
Herald Tribune) によれば 2007 年スウェーデンの小さい村 Overturingen に住む Siv Wiik さん (70) と Harriet
Svensson さん (69) の二人はクマイチゴなどの作物を取りに近くの山へ向かった。 通常の時よりも寒く収穫量は決して多くないと思ったが、たびたび金が発見されたこともあって念のため、 30 インチの地質探査用の槌も持参したという。そしてこの槌を地面に刺しながら歩き回った二人のおばあさんはふとおかしな気配を感じ、周辺に広がった木の葉などを片づけ 6 時間以上地面を掘った。すると、かすかな光が吹きだす金鉱石がおばあさんらの前に姿を現したのだ。二人のおばあさんは直ぐにスウェーデン地質調査局に連絡を取った。そして翌日駆け付けた地質調査局の分析結果から、二人のおばあさんが発見した金鉱石には t 当たり 23g の金が含まれていたことが明らかになった。 スウェーデン金鉱で採掘される平均は t 当たり 5g 程度。 従って、二人のおばあさんが捜し出した金脈は最上級に属するわけだ。
なお、金脈が発見された土地の所有権はスウェーデンにある伐木業者だが、この会社は鉱物採堀権を持っていないため、二人のおばあさんは新しい鉱山を発見したのに伴った対価を受けることができる。現在、二人のおばあさんはカナダの採掘業者のハンサ・リソース( Hansa Resources )と採掘交渉を締結し、採堀権に対する対価で 12 万 5000 ドル ( 約 11,625,000 円 ) ずつを貰っており、 2 次採堀権の許可が下りる場合は 22 万 5000 ドル ( 約 20,925,000 円 ) ずつを追加で貰える。また、今後この鉱山で発生する収益の 20% も二人のおばあさんの取り分であるようだ。
地震の揺れで「ほぼ瞬時に」金鉱脈形成?研究報告 (3.14)
地震発生中に固体の金が「ほぼ瞬時に」地殻中に堆積する可能性があるとする研究 論文が、17日の英科学誌ネイチャージオサイエンスに掲載された。
オーストラリアの研究チームによると、地殻中の液体で満たされた空洞が地震の振動で裂け、急激な圧力低下が起きると、金が形成されるという。この圧力低下によって液体は急激に膨張・蒸発し、液体中に溶解していた金粒子は「ほぼ瞬時に凝固・沈殿」するという。地震が繰り返し発生すれば、結果として採掘採算レベルの金鉱床が蓄積・形成される可能性があるという。世界の既存の金の大部分は、30億年程前の造山運動が活発だった地質年代に形成された石英鉱脈中から産出されるという。この鉱脈は地震発生中に形成されたが、圧力変動の大きさや、どのように金の鉱化を促進するのかはこれまで不明だった。
研究チームは今回の研究で、数値モデルを使用して、地震中に液体で満たされた断層空洞で発生する圧力降下のシミュレーションを行った。これにより研究チームは、世界の金資源に関する長年の疑問、金がほぼ溶解した状態から採掘可能な固体の状態にどのようにして凝縮されるのか、に答えを出した。100トンの金鉱脈鉱床が形成されるのに10万年ほどかかるという。なお金鉱床は石英鉱脈と地震断層による脆弱化した泥層下にあると推測されます。
菱刈鉱山:住友金属鉱山 (住友金属鉱山HP)
菱刈鉱山の鉱石が含有する平均金量は、1トン当たり40g超とされています。これは世界の主要金鉱山の平均が1トン当たりおよそ5gですから、その含有量の多さは世界平均の8倍にもなります。
菱刈の金鉱脈ができたのは、今から約100万年前とされており、火山活動で温められた熱水が、地中の岩と砂岩から成る「四万十累層群」の割れ目を伝わって地表近くまで達し、「金」を沈殿させたものと考えられています。このようにしてできた菱刈鉱山の埋蔵金量は、推定で3,000トン以上といわれています。1985年の採掘開始から、これまでに掘った量は累積165トン(2008年3月)に及びますが、それでも今後、採掘可能な埋蔵金量は150トンあると見込まれています。このため、現在の年間7.5トンのペースで掘り出し続けた場合でも、あと20年は採掘可能
と考えられています。また、新たな金鉱脈の探査も行われているので、鉱山の寿命がさらに延びる可能性もあるようです。
金鉱床生成メカニズム (Ore genesis of the Hishikari Deposit)
坑内温泉水の利用
ちなみに、世界第2位の南アフリカの金鉱石と比較すると10倍近い含有量になります。発破によって鉱床から採掘された金鉱石は、坑外に運び出されてから破砕されます。
そして、オアソーターと呼ばれる自動選別機と人手による選別を経て、愛媛県の東予工場へと運ばれ、ここで純度99.99%の純金に精錬されます。
●上州で菱刈金鉱山を上廻る金鉱脈80g/tを発見 か? 只今、道楽で探査中です。場所については、乱掘されるため未公開です。既に金の鉱業権 は設定されていますよ。
これは金鉱床と金イオン水の成り立ちを研究中に偶然に見つけました。また温泉中の金イオンを効果的に採取するため、金好バクテリアを培養する工法についても科学的に解明済みです。ヒントは今注目されている深海底の噴出口にあります。いずれ写真と図面そして研究成果を載せます。